09.02
退院
昨日、あすかは
「軟口蓋・喉頭小嚢切除、乳腺腫瘍摘出、抜歯・歯石除去」の同時大手術をしました。
昨夜はあすかのいない夜を過ごし、淋しい朝を迎えました。
朝は会社に出勤し、午後から休暇を取り迎えにいく予定。
上司が理解ある人で本当に感謝しています。
上司は8月に、まだ1歳前のトイプードルちゃんを先天性の腎不全で亡くしています。
「ペットは家族」と言われ始めた時代ではありますが、全ての人に受け入れられるわけではありません。
ウチの会社は有給が残ってる限り、休暇届けさえ申請すればどう使おうと自由な会社ではありますが。
状況を話して理解してしてもらえる事は本当に有難く、心強い事です。
仕事中も病院からの連絡を今か今かと待っていましたが
電話がきたのは昼近く。
「あすかちゃんなんですが、なんだか腰を痛めたようで。
立ち上がれないんです。ご飯は食べてくれるんですけど・・・フラフラしてまして」
※ここポイントです
「もう少し様子を見たいんでもう一日お預かりさせていただきたいんですが」
ええええぇ~~~~
気管と乳腺の手術でなんで腰???
午後にはすぐに迎えに行く予定だったのに。
ここで一気にテンションダウン
退院できないとなると、午後も仕事をし夕方に面会に行くことになりました。
実は昨夜、突然腰に激痛が走り「まさかギックリ腰?」と思う出来事がありました。
けっこうな痛みで焦ったのですが、1時間ほどで嘘のように治りました。
あすかが助けを求めていたんだなぁと、この時すぐに思いました。
仕事が終わり、定時でダッシュ。
母も一緒に行くというので待ち合わせをして病院へ向かいました。
病院へ着くと、すぐに案内してもらい入院棟へ。
ゲージの中にいたあすかは鼻に酸素チューブをつけ、とても情けないお顔。
手術を担当していただいた先生がいらっしゃり
「この年齢なんで、ヘルニアかもしれません。
朝よりは良くなってきましたが、手術中は慣れない姿勢で固定されるので、
その時に痛めた可能性があります。」
ヘルニア・・・・・
あすか立てなくなってしまうのだろうか。
目の前が真っ暗になりましたが、まずはあすかの不安をなんとかしなくては!
「おねーちゃん 待ってたよ。
昨日はどうちて置いて行ったの?あたち怖かったよ。早く帰ろう??」
フラフラしながらもなんとか立ちあがろうとシッポを振り、そう言っているよう。
「先生、今日連れて帰ることはできませんか??」
ダメ元ではありましたが、思わず口からその言葉が出ました。
「呼吸はできているんで、酸素を外しても大丈夫です。
生命維持には問題ないと思います・・・・・
立てないので、トイレやお水を飲ませるのが大変だと思いますが
この子にとっては帰るほうが良いかもしれませんね」
「連れて帰らせて下さい!」
ヘルニアを見込んでステロイドの薬をもらい、なんとかこの日に退院できたあすか。
帰宅しても放心状態で立ち上がることができませんでした。
用意していたオムツを履かせ、ご飯は流動食が良いかと考えていました。
帰宅直後のあすか
手術と入院のショックが大きかったのか放心状態
かなり参ったお顔をしています。
まずはいつものご飯をスプーンで食べさせてみよう。
そう思い用意していると、その様子に気が付いたあすかさん。
「クララが立った~!!」
どころのお話ではなく、小走りでガブり寄って来るでははありませんか!!
そしてご飯を底なしに食べる
ご飯をたっぷり食べた後は正気を取り戻したように。
多少のフラつきはあるもののトイレもちゃんとでき、いつものあすか。
あすかちゃん、箱入り娘なのでどうやら入院の精神的ショックだったと思われます。
これは私の予想なのですが・・・・・
手術で無理な姿勢で固定された為、夜に腰に痛みを感じ。
「痛いよ おねーちゃん。 ここどこ??
あたちなんで一人なの?? 怖いし、痛くてあたち立てない!」と思い込んだのではないかと。
だた、立てないほどショックでも病院の食事をしっかり美味しくいただけてた事を忘れていました。
まだお疲れ顔だけど、生気が戻ったあすか。
本当によく頑張ったね
偉いよ 偉かったよ あすか
13歳6ヶ月の心不全の身体でよく頑張ってくれました。
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