愛しいすばるへ

きみの１４年と半年は幸せでしたか？

今日はきみの誕生日。




１７回目の誕生日を一緒にお祝いしたかったけど




それは、おねーちゃんのワガママだね。





１７年前のきみ。
小さくって、ホワホワで。
でも、お手手は大きくて。

きみの体も心も、大きくたくましく育ってくれるのは
もうその頃から決まっていたんだね。




初めて雪を見た日のこと。




初めて海を見た日のこと。


きみの初めては全部
昨日のことのように覚えています。


きみの真っ直ぐな瞳は
いつもおねーちゃんの心を見透かしていて
嬉しい日も悲しい日も、そっと寄り添ってくれたね。


最後の最後まで
きみは賢く、優しい家族想いで。
往生際の悪いおねーちゃんには、覚悟ができるように。
心配症のおかーさんには、心配をかけないように。

きみはどこまで偉大なんだろう。




今日はまた雪が降ったよ。

きみの面影を求めて、メソメソすることは少なくなったけど
こんな日は、あすかと2人だけじゃ寒い夜もあるんだよ。

大きくて柔らかなきみの体温。
たまらなく恋しいよ。

こんなにも無条件に愛おしいという感情が
世の中にはあるんだって、きみが教えてくれたね。





きみと出会えて、本当に幸せでした。
きみと出会えて、今も尚幸せです。

愛しい　愛しい　すばるへ